| 論文名 |
αシクロデキストリンによる中性脂肪およびコレステロール低減効果機構の解明 |
| 著者 |
古根隆広
石田善行
中田大介
寺尾啓二
坂本憲広
|
| キーワード |
α-シクロデキストリン
食物繊維
中性脂肪
サプリメント
|
| 出版年月 |
2012年8月 |
| 発表先 |
第29回シクロデキストリンシンポジウム講演要旨集 |
| WEBサイト |
http://www.cyclochem.com/cyclochembio/research/044.html |
| 論文概要(和文) |
食事性脂質の体内吸収には、胆汁の作用が不可欠であるが、その作用においてはレシチンと胆汁酸との混合ミセル形成が非常に重要な役割を果たしている。水溶時に粘性を生じる食物繊維は胆汁酸に吸着するため、胆汁酸のミセル形成能が低下するとの報告が数多くあり、食物繊維の脂質吸収阻害機構に関して、胆汁酸への吸着が関与していると推察されている。一方、α-シクロデキストリン(αCD)は、食物繊維の一種であるが、水溶時に粘性を持たない。αCDをラットに長期間摂食させると、コントロール群と比べ、体脂肪及び血中脂質が低減することが明らかにされており、水溶時粘性を生じる食物繊維と同様に脂質の吸収が阻害された可能性が示唆される。しかしながら、これまでの報告において、αCDと胆汁酸の結合定数は低いことが知られており、脂質低減作用の機構解明の鍵はαCDとレシチンの複合体形成にあるのではないかと考えられた。そこで、本研究では脂溶性薬物の吸収性の指標に広く用いられている人工腸液における薬物の溶解性評価モデルを用いて、αCDがレシチン‐胆汁酸混合ミセルや、中性脂肪の分解物である脂肪酸やコレステロールの人工腸液への溶解性にどのような影響を及ぼすのかについて検証を行った。 |
| 論文概要(英文) |
α-Cyclodextrin (αCD) is used as a beneficial dietary fiber to reduce serum neutral fat and cholesterol. But its mechanism had not yet been known. Aiming for the breakthrough, we investigated the interaction of αCD and lecithin ? taurocholate mixed micelles with dissolution media simulating the intralumenal composition in the small intestine. The addition of αCD resulted in selective precipitation of lecithin from the mixed micelles, and reduction of solubility of both fatty acid and cholesterol in the dissolution media. |