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最新研究成果
シクロデキストリンによるヨウ素の安定化

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ヨウ素分子を組み込んでいる代表的な抗菌剤に、ヨウ素系合成抗菌剤がある。抗菌力が強く、広範囲の抗菌スペクトルを有しているため従来から「防腐、抗菌、殺ウイルス剤」として広く利用されてきた。
 この抗菌剤に共通する特徴は、ヨウ素原子を分子内に取り込んで、その分子から抗菌活性を示す濃度のヨウ素分子を長期にわたって持続的に除放できるところである。
 他方、同じく「殺菌・消毒剤」などに利用されているものとして、ヨードホール製剤がある。

ヨードホール製剤の欠点

ヨードホール製剤は、ヨウ素分子そのものを重合体や界面活性剤などの担体に複合体として組み込んでおり、これも人体に対して比較的安全である。しかしながら、これらのヨードホール製剤はヨウ素系合成抗菌剤と比べて持続性、安定性、臭いの点で満足できるものとは言い難い。
 そこで、ヨウ素系合成抗菌剤と同等の特性を有し、しかも天然素材のみを使用したヨードホールの開発を目的として、βシクロデキストリン・ヨード包接体(CD-I)の工業的な製造法を検討した。

シクロデキストリンによるヨウ素の徐放性・安定性の検討

βシクロデキストリン(CD)で包接したヨウ素(CD-I)を湿度50%・温度23℃または60℃の恒温槽に入れ、CD-I(有効ヨウ素量20%、10%、5%)の重量変化を調べることにより、CD-Iからのヨウ素の徐放性を調べた。

試験開始直後、平衡含水率に達するまでの水分による重量の増加が見られたが、以降23℃では400時間に渡って重量変化は殆どなく、CD-Iの高い安定性が示された。
 また60℃でも400時間後の重量減少率は有効ヨウ素量の10%以下であり、比較的穏やかな徐放が確認された。

[グラフ]

結果

シクロデキストリンで包接することによって、ヨウ素が安定することが明らかになり、これによって、βシクロデキストリン・ヨード包接体(CD-I)の工業的な製造が可能となった。

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