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最新研究成果
第50回 αシクロデキストリンの抗アレルギー作用

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背景

 当社ではシクロデキストリン(CD)の包接機能を利用して、機能性成分の水溶性、安定化、バイオアベイラビィティなどを向上させる技術を有しております。それらの成果は化粧品、食品等の様々な分野で広く利用されています。αCDは水に良く溶け、体内で分解されないことから、水溶性食物繊維として摂取することができます。実際に抗メタボリックシンドローム効果や整腸作用を示すことが知られており、当社の検討からもその効果を支持する結果が得られています(※詳しくは、当社ホームページの最新研究成果「第16回」を参照して下さい。)。
 食物繊維の整腸作用は免疫力の向上と深く関係していることが良く知られています。そこで今回は、アレルギー疾患に対するαCDの摂取効果について報告します。

ヒトで確認されているαCDの機能性

  1. 抗アレルギー効果
    アトピー性皮膚炎, アレルギー性鼻炎, 気管支喘息
  2. 抗メタボリックシンドローム
    中性脂肪, コレステロール低減効果
    血糖値上昇抑制効果
  3. 整腸作用

Fig 1

アレルギー性鼻炎に対するαCDの摂取効果
αCD服用量:5g/1日、服用期間:2ヶ月間

性別/年齢完治改善効果不明
女性/31
女性/43
女性/44
男性/46
男性/50
女性/54
男性/55
男性/38
女性/46
女性/57
男性/33
男性/36

完治:症状消失
改善:くしゃみ、鼻詰まり、鼻水の減少
効果不明:変化なし

Fig 2

気管支喘息に対するαCDの摂取効果
αCD服用量:5g/1日、服用期間:2ヶ月間

性別/年齢完治改善効果不明
男性/11
男性/41
男性/47
女性/54

完治:症状消失、
改善:咳き込む回数の減少、
効果不明:変化なし

Fig 3

アトピー性皮膚炎に対するαCDの摂取効果
αCD服用量:5g/1日、服用期間:3ヶ月間

Institute of General Hearlth Development Co., Ltd 試験計画書No SKRK1-2005-0527

αCD摂取による抗アレルギー効果についてより詳細に検討するために、αCDの摂取マウスの血漿中IgEレベルを測定した。

試験方法:
アトピー性皮膚炎モデルマウス(NC/Ngaマウス)に接触性皮膚炎を 引き起こす物質の1つであるピクリルクロライドを高濃度で腹部と手足に 1回塗布する。その4日後から低濃度のピクリルクロライドを背中と耳に 1週間に1回、7週間塗布することにより皮膚炎を発生させ、意図的に症状を 悪化させた。試験飼料であるαCD、グルコマンナンはピクリルクロライド 塗布する3日前より継続的に自由に摂取させた(摂取によってIgEレベルが 低減することが知られているグルコマンナン1)を比較飼料として用いた)。 一定期間飼育した後、血液を採取しIgE抗体の血中レベルを測定した2)

1)特開2003-055233
2)IgE EIA kit(ヤマサ醤油株式会社診断薬部)

Fig 4

αCDの血漿中IgEレベルに及ぼす効果 - マウス試験結果 -

8週間αCDを摂取させたマウスで、コントロールに比べて血漿中IgEレベルの低下が観察された。

まとめ

αCDの抗アレルギー作用

αCD服用者に聞取り調査を行った結果、アレルギー性鼻炎、気管支喘息が改善した症例が多数確認された。
αCD摂取によりアトピー性皮膚炎の各症状である乾燥(かんそう)、掻痒(そうよう)、掻破痕(そうはこん)、紅班(こうはん)、腫脹(しゅちょう)、鱗屑(りんせつ)、丘疹(きゅうしん)のいずれにおいても改善がみられた。
強制的にアレルギーを引き起こさせたマウスを用いて検討を行った結果、αCDを与えて飼育したマウスでは血漿中のIgEレベルの上昇が抑制されることが確認された。
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