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今、シクロケムが注目していること
テニスで長生きできる

その2

この『今、注目していること』では「テニスで長生きできる(その1)」で、中高年、高齢者でスポーツをする人の死亡率に関するコホート研究を紹介しています。

その研究では、スポーツをサイクリング、水泳、エアロビクス(エアロビクス、体操、ダンス)、ランニング(ランニング、ジョギング)、フットボール(フットボール/ラグビー)、ラケットスポーツ(テニス、バドミントン、スカッシュ)のグループ分けし、どのようなスポーツに死亡率低減のための効果があるかについて調査され、その結果、テニスなどのラケットスポーツをする人がまったく運動しない人と比較して、すべての死因における死亡率が47%減少し、死亡リスクの最も低いことが判明したとの内容でした。

同様の研究がコペンハーゲン市でも行われ、2018年9月にMayo Clinic Proceedings誌のオンライン版に掲載されています。その論文は『Various Leisure-Time Physical Activities Associated With Widely Divergent Life Expectancies: The Copenhagen City Heart Study(Mayo Clinic Proceedings, 2018 Sept 04; pii:S0025-6196(18) 30538-X)』というタイトルです。

各種スポーツをする人と座りがちな運動しない人を合わせて被験者は全体で8,577人の死因死亡を1991年10月10日から1994年9月16日までの間の調査から、2017年3月22日まで25年間追跡し、Cox比例ハザードモデルによる相対リスクを計算しています。その結果、運動をしない人に比べ、運動をする人は平均余命の延長が観られ、その中でも、テニスが9.7年と最も延長することが判明しています。

図1. 運動しない人と比較した各種スポーツをする人との平均余命の延長

前回紹介したオーストラリアと英国の調査報告では、ラケットスポーツとしてテニス、バドミントン、スカッシュを同じ群にしており、ラケットスポーツが他のスポーツよりも死亡率が低くなることを示していましたが、今回は、ラケットスポーツの中でも、テニスとバドミントンも比較しており、ラケットスポーツの中でもテニスに最も高い延命効果のあることが示されています。

尚、この研究は調査研究であることから結論にはスポーツと延命の因果関係については触れていません。そこで、テニスをするとなぜ長生きにつながるのか、前回の考察を以下に再び記載しておきます。

その一つ目の理由として……テニスは1対1もしくは2対2で絶え間なく打ち合うスポーツです。常に相手やボールの動きなど状況判断するため、瞬時に対応方法を考えることにより脳が鍛えられるためです。

2002年、カナダのトロント大学が行った調査では、ベテランテニスプレイヤーの試合前と試合後の脳の動きを測定したところ、テニスを行った後の脳はストレスに対応する部分の動きがアップしていることがわかりました。脳がストレスに強くなると病気をしにくくなり、長寿につながっていると考えられます。

二つ目の理由としては……テニスは無酸素運動と有酸素運動の両方を交互に行います。その結果、全身の機能がバランスよく鍛えられるためです。

無酸素運動は瞬発的な動きにより筋力を強化するもので、ボールを打つ瞬間やボールを追いダッシュする瞬間などが無酸素運動です。一方、有酸素運動は心肺機能を強化するもので、相手の返球を待っている間に有酸素運動しています。テニスは高齢者に減りがちな無酸素運動を無理なく取り入れることができるスポーツだそうです。

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