これから注目すべきフレッシュαオリゴパウダー(1)みかん
うんしゅうみかんαオリゴパウダー
- αオリゴ糖によるβ-クリプトキサンチンの安定性の向上
- αオリゴ糖によるβ-クリプトキサンチンの吸収性(利用能)の向上
- αオリゴ糖によるカルシウム吸収率と骨強度の向上
β-クリプトキサンチンの骨の健康維持効果について
ミカンの中でもうんしゅうみかんには骨の健康のために有用な機能性成分であるβ-クリプトキサンチンが多く含まれており、その効能効果はヒト臨床試験で確認されています。2004年の論文(Journal of health Science, 50(6), 619-624(2004))では、21名の健常者男女(23歳~47歳)がβ-クリプトキサンチン強化のうんしゅうみかんジュースを56日間、長期摂取し、骨代謝マーカーを調べたところ、骨形成(骨を作る)マーカーは増加し、骨吸収(骨を壊す)マーカーは減少する効果のあることが確認されています。
こういったヒト臨床試験のエビデンスに基づき、農業協同組合がうんしゅうみかんそのものの機能性表示を届け出しており、『骨代謝の働きを助けることにより、骨の健康維持に役立つ』として受理されています。
日本での骨粗鬆症患者は1000万人を超えており、その中で80%の800万人が女性であり、50歳以上の女性の4人に1人は骨粗鬆症となっています。
骨はよくコンクリートの柱に例えて説明されます。丈夫なコンクリートの柱には多くのしっかりとした鉄筋が入っています。地震などで大きな圧力がかかってコンクリートの柱にヒビが入っても耐えられるのは鉄筋がコンクリートの崩壊を防いでいるからなのです。ヒトの骨の構造はコンクリートの柱と似ています。コラーゲンが鉄筋であり、コンクリートにあたるカルシウムが付着して骨を形成しています。
コラーゲンの重量比は20%ですが容積としてみるとカルシウムとほぼ同じ、つまり、50%を占めています。圧迫骨折はコラーゲンが糖によって悪玉架橋(糖化)していることが原因です。老化や糖尿病、さまざまな生活習慣病で悪玉架橋したコラーゲンはサビた鉄のように黄色くなり、その結果、骨は硬くもろくなっていきます。
αオリゴ糖の骨の健康維持効果について
骨密度を健康に保って悪玉架橋したコラーゲンを無くして骨を強化させ、骨粗鬆症にならない丈夫な骨をつくるためにαオリゴ糖は欠かせません。
丈夫なコンクリートの柱と同様に丈夫な骨を維持するためには、骨のカルシウム量を維持して骨密度を低下させないこと、そして、骨の劣化の主要原因であるコラーゲンの糖化を防ぐことです。一般によく知られている様々な食物繊維の中でもαオリゴ糖には優れたカルシウム吸収促進による骨強度の向上作用と糖化を防ぐための幾つもの血糖値コントロール作用(GLP1分泌促進、糖新生抑制、α-グルコシダーゼ阻害)があることを確認しています。αオリゴ糖は骨の健康のためのスーパー食物繊維なのです。
うんしゅうみかんをαオリゴ糖で粉末化する利点について
β-クリプトキサンチンとαオリゴ糖には、それぞれ骨の健康維持のための効果があり、作用機序は異なるために相乗効果が期待できます。しかしながら、うんしゅうみかんαオリゴパウダーは単に機能性成分の相乗効果だけではありません。シクロケムバイオの研究にでは、αオリゴ糖にはうんしゅうみかんに含まれるβ-クリプトキサンチンを酸化から守り安定化させて、さらに、生体吸収性を高める作用のあることが判明しています。
β-クリプトキサンチンをはじめ、様々な健康増進効果を有するカロテノイド類は脂溶性のため吸収性が低く、したがって、生体利用能が低いことが問題で、食前に摂取しても吸収される量はわずかです。そこで、様々な植物から抽出したカロテノイド類を含むオイルを天然型3種の環状オリゴ糖で包接して人工腸液中の溶解性(吸収性の指標)を確認したところ、αオリゴ糖で包接することで食前の人工腸液であってもβ-クリプトキサンチンを含むカロテノイド類はいずれもそれらの溶解度が向上すること、つまり、吸収性の向上を示唆することが確認されました。
食前人工腸液(FaSSIF)への溶解性
また、食後に摂取した場合、脂溶性物質の腸液での溶解度は食前より高まるのですが、食後人工腸液でも、食前と同様にαオリゴ糖が最も溶解度を向上できることも確認されています。
食後人工腸液(FaSSIF)への溶解性
β-クリプトキサンチンのもう1つの問題点は空気酸化による退色です。退色は機能性を失うのみならず、毒性物質に変換されていることを意味しています。αオリゴ糖包接体はこの問題点をも解決できます。抗酸化物質であるビタミンCを共存させることで、6ヶ月間以上、退色無く、安定に維持できることが確認されています。
このように、現在、数多くのうんしゅうみかんのパウダーが販売されていますが、うんしゅうみかんαオリゴパウダーは最も機能性成分の安定性を高め吸収性を高めた粉末として考えられます。
