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最新研究成果
αシクロデキストリンによるレスベラトロールの水溶化

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※本研究成果は、2013年9月13日(金)、第30回シクロデキストリンシンポジウム(9/12~13、熊本県民交流館パレア(熊本)にて開催)において発表しました。

背景

 当社ではシクロデキストリン(CD)の包接機能を利用して、機能性成分の水溶性、安定性、生物学的利用能などを向上させる技術を有しております。それらの成果は化粧品、食品等の様々な分野で広く利用されています。
 ブドウなどに含まれる『レスベラトロール』は、高いアンチエイジング作用を有する機能性食品成分として注目されています。しかし、レスベラトロールは水溶性が低く、それが体内への吸収性に影響していると考えられています。
 そこで今回は、吸収性の高い健康食品および機能性化粧品素材を目指したレスベラトロールの水溶性改善について、CDを用いた検討を行いましたので報告します。

レスベラトロール

:ブドウなどに含まれるポリフェノール

効果
抗酸化作用 / 美肌効果 / がん予防効果 / メタボリックシンドローム予防効果 / 脳機能改善作用

レスベラトロールの難水溶性は生物学的利用能に影響している。
一般的に、可溶化剤などで脂溶性物質の水溶性を高めることは、それらの生物学的利用能の向上につながる。

→本研究では、CD包接を利用したレスベラトロールの水溶性向上について検討した。

実験

<用いたCD>

◆天然型CD
“αCD”、“βCD”、“γCD”

◆分岐型CD:天然型CDより水溶性が高い。

“分岐型αCD”

G2-αCD:71.5%
2G2-αCD:16.9%
αCD:4.0%

“分岐型βCD”

G2-βCD:36%
2G2-βCD:42%
3G2-βCD:15%
βCD:7%

“分岐型γCD”

G2-γCD:70.8%
2G2-γCD:23.9%
γCD:3.4%

操作:レスベラトロール20mg量り取り、各濃度のCD水溶液 2mLを添加し、一晩振とう(25℃)後、0.2μmフィルターでろ過・HPLCにて分析

結果
レスベラトロールの溶解度相図

レスベラトロールの溶解度の変化はCDの種類によって異なり、αCDおよび分岐型βCDが効果的にレスベラトロールの溶解度を上昇させた。
※βCDは溶解度が低いため、1%まで試験を行った。

まとめ

・αCDおよび分岐型βCDを用いることで、高濃度のレスベラトロール水溶液を作成することができました。

→吸収性の高いレスベラトロール素材として、飲料への配合やサプリメントとしての利用が期待できます。
※特にαCDを用いた場合、その食物繊維としての機能も同時に期待できます(参照:最新研究成果「第42回」、「第44回」および「第50回」)。

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