• HOME
  • 最新研究成果
  • 今、シクロケムが注目していること
  • 自社論文
  • CDの応用分野
  • 世界のCD食品規制
  • CDのホスト・ゲスト対応表
  • 会社概要
  • お問い合わせ
最新研究成果
αシクロデキストリン摂取によるコレステロール低減効果機構の解明②

for English page

※本研究成果は、2013年9月13日(金)、第30回シクロデキストリンシンポジウム(9/12~13、熊本県民交流館パレア(熊本)にて開催)において発表しました。

背景

 当社ではシクロデキストリン(CD)の包接機能を利用して、機能性成分の水溶性、安定化、バイオアベイラビィティなどを向上させる技術を有しております。それらの成果は化粧品、食品等の様々な分野で広く利用されています。αCDは水に良く溶け、体内の消化酵素で分解されないことから、水溶性食物繊維として摂取することができます。当社の検討からもαCD摂取による抗メタボリックシンドローム効果や整腸作用、抗アレルギー作用が示されています(※詳しくは、当社ホームページの最新研究成果「第16回第42回第44回および第50回」を参照して下さい。)。
 今回は、αCD摂取による血中コレステロール改善効果の機構について新たな知見が得られたので報告します。

ヒトで確認されているαCDの機能性

  1. 抗メタボリックシンドローム
     中性脂肪, コレステロール低減効果
     血糖値上昇抑制効果
  2. 整腸作用
  3. 抗アレルギー効果
    アトピー性皮膚炎, アレルギー性鼻炎, 気管支喘息

第44回最新研究成果

αCDは、人工腸液の混合ミセルからレシチンを析出させることで、人工腸液におけるコレステロールの溶解性を低減させることがわかりました。

我々は、この現象がαCD摂取による血中コレステロール低減効果における機構の一端であると考え、更なる検討を続けています。

本検討

今回の報告について、前検討では脂質として市販されている試薬のコレステロールを用いました。
そこで、本検討では試薬ではなく、食物モデルとして鶏卵の卵黄中のコレステロールの人工腸液に対する溶解性における、αCDの添加効果について検討を行いました。

人工腸液(FeSSIF)の組成

FeSSIF
タウロコール酸ナトリウム 15mM
レシチン 3.75mM
酢酸 144mM
水酸化ナトリウム pH 5に調整
塩化ナトリウム 173mM
塩化カルシウム 5mM
パンクレアチン > 100 リパーゼ unit/mL

M. Vertzoni, et al. (2004)
E. Jantratid, et al. (2008)

試験方法

結果 Fig 1 卵黄コレステロール濃度 in 人工腸液

αCD存在下、人工腸液中の卵黄コレステロール濃度の低減が観測されました。

まとめ

本検討から、αCDは、前検討で提案した機構に従い、食物中コレステロールの腸液への溶解を抑制することが示されました。

このような効果は他の食物繊維では見られないシクロデキストリンに特徴的な効果です。

相談コーナー

ご質問やご相談がございましたら、以下のジャンルからお問い合わせをお願いいたします。

  • CD、CD包接体はこちら
  • 受託製造についてはこちら
  • 出張セミナーについてはこちら