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最新研究成果
シクロデキストリンによる植物中の機能性成分の抽出① クルクミン

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背景

当社ではシクロデキストリン(CD)の包接機能を利用して、機能性成分の水溶性、安定性、バイオアベイラビリティなどを向上させる技術を有しております。それらの成果は化粧品、食品等の様々な分野で広く利用されています。

ポリフェノールなどの多くの機能性成分は植物由来であり、それらの主な抽出技術にはエタノールなどの溶剤が使用されています。よってこれらの成分を効率よく水抽出できる技術は経済的にも環境的にも有用であると考えられます。

本研究では植物からの機能性成分の抽出において、有機溶剤の代わりにCD水溶液を用いた検討を行いました。

CD水溶液による植物中の機能性成分の抽出に期待される点

  • 水のみでは抽出できない機能性成分を選択的に抽出できる。
  • 抽出された成分はCD包接により安定性や吸収性が向上する。
  • 苦味などのマスキングができる。

実験1

各種シクロデキストリン水溶液を用いたウコンからのクルクミン抽出の検討

<方法>
水100mL、CD(α or β or γ) 2g、ウコンチップ(秋ウコンをスライスし乾燥したもの)5gを加え、2日間攪拌し、ろ過した。
得られたろ液中のクルクミン濃度をHPLCにて測定した。

結果1

<Fig.1>

αCD水を用いた場合のみクルクミンの抽出が確認された。

実験2

αシクロデキストリン濃度による抽出量の変化

<方法>
αCD濃度が1,2,4%の各水溶液50mLにウコンチップ2.5g を加え、2日間攪拌した。
ろ過し得られたろ液中のクルクミン濃度をHPLCにて測定した。

結果2

<Fig.2>

αCDの濃度が高くなるのに伴い、クルクミンの抽出量が増加した。

実験3

抽出時間による抽出量の変化

<方法>
αCD濃度が2%の水溶液50mLにウコンチップ2.5gを加え攪拌する。
6、24、48時間ごとにサンプリングし、ろ過後得られたろ液中のクルクミン濃度をHPLCにて測定。

結果3

<Fig.3>

抽出時間が長い程クルクミンの抽出量が増加した。

まとめ

・αCD水溶液を用いることで、ウコンからのクルクミンを抽出することができました。

→本成果から吸収性の高いクルクミン飲料の開発に応用できます。
※さらにαCDの食物繊維としての機能も同時に期待できます(参照:最新研究成果「第42回」、「第44回」および「第50回」)。

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