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シクロデキストリン製品シクロデキストリンとは？
シクロケムのシクロデキストリン包接体製品R-αリポ酸CD
R-αリポ酸
αリポ酸は細胞のミトコンドリアに存在し、エネルギー産生において補酵素として作用しています。すなわち、αリポ酸はヒトの生体内においてグルコースからエネルギーを作り出し、糖代謝を促進する大変重要な役割を担っています。αリポ酸にはR体（天然型）とS体（非天然型）という2つの型が存在しますが、生体内ではR体のみが生成され、補酵素として機能します。
αリポ酸が含まれる食品例
R-αリポ酸のはたらき
- ミトコンドリアでの糖質の取り込み、エネルギー産生を促す（糖代謝）
- 体をサビさせてしまう活性酸素の除去（抗酸化）
S体は逆に糖代謝を阻害するはたらきがあります。
R体の安定化と吸収性を改善したR-αリポ酸-γ-シクロデキストリン包接体
R体は、S体と比べて安全性、機能性の面ですぐれていますが、R体は熱や酸に対して非常に不安定であるため、これまではαリポ酸R体を商品として安定に供給することは困難でした。
当社では、独自の方法※を用い、環状オリゴ糖であるシクロデキストリン（CD）で包接化することによって、αリポ酸R体の安定性を向上させることに成功し、食品素材として商品化しました。
特許出願中
R-αリポ酸CDの応用例
機能性素材として、次のような用途にご使用頂けます。
| 抗糖化素材 | 美容として |
| 抗酸化素材 | 栄養補給に |
| 抗加齢（アンチエイジング）素材 | お疲れの方に |
| 糖分が気になる方に |
安定性の改善
R-αリポ酸をシクロデキストリンで包接することで、加熱や低pH環境下でも安定性を大幅に改善しました。飲料や打錠の加工にも使いやすい製品です。
吸収性の改善
R-αリポ酸をシクロデキストリンで包接することで、水への分散性を向上し体内への吸収性を改善しました。
単回投与後のR-αリポ酸の血中濃度の推移（n=6,mean±S.D.）
ヒトのR-αリポ酸の吸収性におけるγCDの効果（n=6,mean±S.D.）
健常人の臨床試験において、
γCD包接によりR-αリポ酸の経口吸収性が2.5倍に向上！
γCD包接によりR-αリポ酸の経口吸収性が2.5倍に向上！
特性等
| 規格項目 | 規格値 |
|---|---|
| αリポ酸含量 | 11±1.5％ |
| 水分 | 7％以下 |
| 重金属 （Pbとして） |
20ppm以下 |
| ヒ素 （As2O3として） |
2ppm以下 |
| ナトリウム | 2g／100g以下 |
| 一般生菌数 | 3000個／g以下 |
| 大腸菌群 | 陰性 |
品質保持期限
製造後3年間（開封後はお早めにご使用ください。）
保存方法
臭気の強い場所、湿度の高い場所を避け、冷暗所にて保管してください。
包装形態
10kg／ポリエチレン袋／アルミ袋／カートンケース
2kg／アルミ袋
食品包装への表示名称例
| 区分 | 成分名 | 表示名 |
|---|---|---|
| 食品素材 | α-リポ酸 | チオクト酸（α-リポ酸） |
| 食品添加物 | シクロデキストリン | 環状オリゴ糖 |
本製品に関する研究成果
第66回 健常者におけるγ-シクロデキストリンに包接されたR-αリポ酸の吸収性に関する研究 第57回 α-シクロデキストリンによるフェルラ酸の水溶化 第55回 γ-シクロデキストリンがR-αリポ酸の吸収に及ぼす影響 第47回 スポーツニュートリションとしてのコエンザイムQ10-γ-シクロデキストリン包接体 第34回 R(+)-αリポ酸の溶解性と抗酸化活性に与えるCD包接の影響 第33回 R(+)-αリポ酸-γ-シクロデキストリン包接体の物性評価 第21回 αリポ酸R体-γ-シクロデキストリン包接体～熱・酸に対する安定性改善効果～ 第12回 αリポ酸包接体・CoQ10包接体の併用による持久力向上観るラジオ
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