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栄養素バンク

クルクミン
クルクミン包接体
クルクミン類

クルクミンは、ウコン(ターメリック)に含まれる黄色の色素成分です。

クルクミンには、肝機能酵素(ALT)値の低下効果*1、2、記憶力や注意力、空間認識力を維持する効果*3、4、起床時の疲労感を軽減する効果*2、血管新生阻害を介した抗ガン効果*5、尿酸産生に関わる酵素キサンチンオキシダーゼ(XOD)レベルの低下作用を介した抗高尿酸血症効果*6、関節リウマチの改善効果*7、運動後の筋肉損傷の抑制効果*8などがあることが、クルクミン類(クルクミン60~70%の他に、デメトキシクルクミン20~27%、ビスデメトキシクルクミン10~15%を含む)には膝関節の違和感を和らげる効果*9などがあることが報告されており、ドリンク剤や健康食品として利用されています。さらに、クルクミンには抗アルツハイマー病効果が確認されており、そのメカニズムとしてアミロイドβ形成阻害効果の関与が報告されています*10

近年、毛細血管のゴースト化が肌の張りの劣化や頭皮の血行不良による髪ツヤの喪失、むくみ、脳血管性認知症の発症などの全身の老化現象や血管系疾患の発症などに関与している可能性が指摘されています。この毛細血管のゴースト化(ゴースト血管化)という現象は、加齢に伴って毛細血管が細く縮んでいくことで血液を介して酸素や栄養素を全身に送達するという役割を果たせなくなる現象であり、Tie2受容体というタンパク質の活性が低下することに起因しています。クルクミンはそのTie2受容体を活性化する作用を持ち、さらに血管透過性の抑制効果(血管の安定化効果)が確認されているため*11、これらのリスクを低減させる効果が期待されます。

また、男性の性機能に関して、前立腺肥大症の治療薬とクルクミンの併用は、前立腺肥大症患者の症状や生活の質、尿の流動性などの改善に有効であることが報告されています*12。なお、この研究では以下に記載するクルクミン包接体が摂取されています(概要については、以下のリンク先*13をご参照ください)。

クルクミン包接体は、環状オリゴ糖(γオリゴ糖)を用いてクルクミンを包接した製品です。包接体にすることでクルクミンの吸収性改善が期待できます。

環状オリゴ糖の空洞に有効成分が取り込まれることを包接、環状オリゴ糖に有効成分が取り込まれたものを包接体と言います。

クルクミンの健康効果
  • 肝機能酵素(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP)値の低下効果
    (機能性表示 クルクミンとして180mg/日*1[γ-GTP値が高めの方]
  • 肝機能酵素(ALT)値の低下効果
    (機能性表示 クルクミンとして180mg/日*2[ALT値が高めの方]
  • 記憶力や注意力、空間認識力を維持する効果
    (機能性表示 クルクミンとして64mg/日*3、4[加齢による記憶力、記憶力の低下が気になる中高年の方]
  • 起床時の疲労感を軽減する効果
    (機能性表示 クルクミンとして180mg/日*2
  • 抗ガン効果*5
  • 抗高尿酸血症効果*6
  • 関節リウマチの改善効果*7
  • 運動後の筋肉損傷の抑制効果*8
  • 抗アルツハイマー病効果*10
  • 血管透過性の抑制効果(血管の安定化効果)*11
  • 前立腺肥大症の改善効果*12
    (治療薬との併用効果)
クルクミン類の健康効果
  • 膝関節の違和感を和らげる効果
    (機能性表示 クルクミン類として150mg/日*9[膝関節に違和感のある方]
包接体にすることの利点
  • 吸収性改善

*1:大塚ら, 日本未病システム学会雑誌, 16(2), 331-333 (2010)

*2:Kuwabara et al., FFHD, 11(6), 246-269 (2021)

*3:Pipingas et al., J. Psychopharmacol., 29(5), 642-651 (2015)

*4:Cox et al., Nutrients, 12(6), 1678 (2020)

*5:A. Shakeri et al., Curr Vasc Pharmacol, 17(3), 262-269 (2019)

*6:Y. Chen et al., Biomed Pharmacother, 118, 109195 (2019)

*7:B. Chandran et al., Phytother Res, 26(11), 1719-1725 (2012)

*8:Y. Tanabe et al, Eur J Appl Physiol, 115, 1949-1957 (2015)

*9:Thanawala et al., Clin. Pharmacol., 13, 91-100 (2021)

*10:F. Yang et al., J Biol Chem, 280(7), 5892-5901 (2005)

*11:クルクミンのTie2活性化効果による血管の安定化|株式会社シクロケムバイオ(cyclochem.com)

*12:F. Crocerossa et al., Research Square, (2023) (preprint)

*13:城先生と寺尾先生の知って得するかも?健康・化学まめ知識健康編 : 前立腺肥大症に対するクルクミンγオリゴ糖包接体の効果(livedoor.jp)

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